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2006年10月12日 (木)

参考になった文献

私の考えをまとめていく際に、非常に参考になった本を紹介します。

『言語的思考へ 脱構築と現象学』(竹田青嗣著、径書房)
・・・欲望→意味の経路(欲望が意味をつくり出す)について、はっきりと認識させてくれた本でした。

『エロスの世界像』(竹田青嗣著、講談社学術文庫)
・・・「わたしたちは誰でも何らかの直観を持っている。そしてこれをさらに考えようとするとき、ほとんどの場合人は、自分の直観を補強するような仕方で考えるが、自分の直観の根拠を確かめるような仕方では考えないのである」という指摘が非常に参考になりました。

『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』(マックス・ヴェーバー著、富永祐治・立野保男訳、折原浩補訳、岩波書店)
・・・「あるもの」(存在)の認識と「あるべきもの」(当為)との認識との区別、人が社会を見て理解・分析する方法、本質について、その他いろいろと参考になりました。

『やわらかな遺伝子』(マット・リドレー著、中村桂子・斉藤隆央訳、紀伊国屋書店)
・・・『利己的な遺伝子』(リチャードドーキンス著、日高敏隆・岸由二・羽田節子・垂水雄二訳、紀伊国屋書店)を読んだあとにこの本を読むと良いかもしれません。

『進化と人間行動』(長谷川寿一・長谷川眞理子著、東京大学出版会)
・・・「私たちが空を飛べないのは生物学的事実ですが、だからと言って、私たちは空を飛んではいけないという判断が自動的に導かれるわけではありません」(11ページ)、「現状がなぜそうなっているかの科学的説明を与えることは、そのままでよいのだという価値判断とは別の作業です」(17ページ)ときちんと書いてある良心的な本だと思いました。

『文化と感情の心理生態学』(荘厳舜哉著、金子書房)
・・・(人間の)「環境適応を増加させる目標は同一」(17ページ)、「文化も遺伝子もその最終目的は個体の包括適応度の増加であることには間違いはない」(20ページ)という指摘には疑問を感じますが・・・情動と大脳辺縁系との関係など、参考になりました。

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