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2007年1月29日 (月)

方法は一つではない

 だいぶ前の話なのですが、海岸に生息する植物の生存戦略についてのテレビ番組を見ていました。海岸で生きる植物が乾燥しがちな砂地において水分を保持するために、主に次のような方法がとられているそうです。

・葉の表面をロウのようなものでコーティングする
・肉厚の葉を持つ
・日でりが続くと葉を丸く縮める
・うぶ毛、細かい毛を植物体に密生させ、蒸散を防ぐ

 それぞれの植物が上記の方法のうちどれか、あるいはここに記してない他の方法で生き続けています。そして、それら異なった手段をとるそれぞれの植物が同じ場所に共存しています。写真は、ハマゴウとコウボウムギなどが同じ場所に生育している様子を示しています。コウボウムギも、ハマヒルガオも、ハマゴウも、ケカモノハシも浜辺の砂地でそれぞれのやり方で生きているのです。

Aoshima





 砂地では乾燥に耐えられなければ生きていけないという制限要因があります。しかし、その制限要因のもとにおいてでさえ、環境に適応する方法はたくさんあるのです。海岸の砂地に生息する様々な植物、そして小さな動物、微生物まで含めれば、おそらく数え切れないほどの生物が同じ場所で共存しています。生きるための方法は一つではないのです。

 このような状態において、海岸の砂地に適応するための「最適な」方法とは何か、いちばん良い方法とは何か、と問うてみたところで答えようがありません。

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