哲学とは・・・?
「哲学」という言葉は、だいたい二通りに使われているような気がします。
(1)まずは、「思想」「生きるための指針」といった意味合いの「哲学」です。「人生哲学」などという形でよく用いられます。
一般的に、「哲学」という言葉を聞くとこの意味の方を考えることが多いと思います。
これは、突き詰めれば「欲望」「願望」のことです。私はこのように生きたい、皆さんにこのように生きてもらいたい、行動してもらいたい、といった願望、希望のことです。
この「哲学」に対しては、正しい・間違いといった判断はできません。あくまで支持するかしないかは、共感する・共感しないといった感情の問題となります。
あちこちで見られる「存在の意味」というのも、実はこの「哲学」の範疇に含まれます。これは「意味」というものが、人間の欲望に対応した人やその他の生物、モノの持つ「機能」を意味するものだからです。意味は人間の欲望の反映です。
言い換えれば、たとえば「人はこう生きるべきだ」「人が社会あるいはこの地球の中で無意味であってほしくない、何らかの意味(=機能)を持つ存在であってほしい」という願望、希望を示しているわけです。
(2)もう一つの「哲学」とは、人間の思考を支える論理について考えることです。まさにこのブログでやっていることです。
たとえば1+1=2という数式を支える論理です。科学の思考を成立させている人間の思考の論理について検証することも含まれます。
人が「生きる意味」と考える際に、「人はこう生きるべきだ」と考える論理ではありません。人が、存在というものに「意味」をつけたがっている、その思考論理について検証するのが(2)の哲学です。人は、どういうときに何を「意味」と呼んでいるのか、ということについて考えることです。
上の(1)と(2)の哲学を混同させていると、わかるものもわからなくなってしまいます。あるいは論理の飛躍によってある人の欲求・願望があたかも法則や一般的原理のように考えられてしまう恐れがあるような気がします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント